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名うての飲兵衛に大人の階段の登り方を学ぶ

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社会人になりたての、あなたに聞きます。

あなたは大人だと思いますか。

大人ってどんな存在でしょうか。

今の世の中では大人像って明確にどんなものかってないかも知れませんが、

大人な子供になりたくない人にオススメの方法があります。

それは街で名うての飲兵衛と一緒にお酒をともにすることです。

お酒が弱いなら、弱いなりに、その人に付き合って見たら、新しい世界が広がるはずです。

 

「名うての飲兵衛」ってなんだよそれって思うかも知れませんが、夜の街の風紀委員だと言えるでしょう。

ただし、真面目な大人になりたい人には絶対にオススメしない方法です。

いいことから悪いことまで教えてくれるので、酸いも甘いも嚙み分けることができる大人になりたい人に真似したもらいたい、大人のなり方です。

私がそう断言するのは、お酒が好きで、名うての飲兵衛にたくさん会って、いろんな事を教えてもらったからです。

 

名うての飲兵衛は一見、ただの酒好きです。

だから、一見ただのダメな人に見えがちですが、よく話を聞くと街の風紀員のごとく、秩序を守るのに一躍買っていることがわかるでしょう。

では、この名うての飲兵衛はどんな人であるかをご紹介しましょう。

stevepb / Pixabay

まず、酒好きです。そして女好きです。

お酒が好きだけれど、その価値もきちんとわかっている人です。

昔で言ったら、金持ちのボンボンだったり、どこかの社長の2世だったり、どこかのヤクザの子供だったり、お金と時間に余裕のある人が、名うての飲兵衛の資格がありました。

酒好きである人が若いうちから無茶して、酒を呑みまくるわけです。

格好つけて、無茶な飲み方して、お店の人にも多々迷惑をかけてきた人です。

女性トラブルもしょっちゅうあって、離婚や再婚している人が多いかもしれません。

こんな迷惑な人で、真面目とは真逆のイメージです。

風紀委員会とはイメージが違う人たちかもしれません。

 

決して褒められないことばかりしているおじさん達ですが、たまにいいことをしています。

おじさんたちがいいことをするときは、とってもさりげなくて、見逃しがちです。

おじさんたちは、この手の話はあまり口にしてくれないので、いい話を聞く機会に出会うのは難しいかもしれません。

お酒が入って口が軽くなった、たまの機会を狙歌め、おじさん達のお酒に付き合って見て欲しいと思います。

 

おじさんたちが話す内容は、過去に飲みすぎて、迷惑な客となってしまったとき、とっても怖いおじさんだったり、兄貴分に怒られた話とか。

二股をして女性に懲りた話とか、色々と出てきます。

本当に色々なことをしていますが、義理を欠いたことをすることだけはないから、誰からの憎まれていないのが、おじさん達の特徴です。

散々迷惑かけたお店の店主も、過去に別れた女房であっても、なぜか今も仲良くしている人も多いのです。

義理人情に厚いところは、まるで柴又の寅さんのようです。

 

SeppH / Pixabay

私が出会ったある名うての飲兵衛から聞いたお話を紹介します。

時は遡って、終戦直後。

この時代の日本は貧しくて、楽しみはお酒しかありませんでした。

どんなに貧しくても楽しみを求めて、お酒を飲む。

本当に貧しい家庭では、正規品のお酒ではなく、闇市でお酒を手に入れて、粗悪なお酒により失明した人も少なくありませんでした。

今では1杯500円もしない値段で飲むことができるPASSPORTというウィスキーがありますが、当時は1000円くらいする高級品でした。

大学卒業した人の初任給が2万円しない時代です。

ウィスキーを2~3杯飲んだら、家賃にも相当する金額です。

そんなウィスキーを何の気にもせず飲んでいたのが、名うての飲兵衛でした。

そのウィスキーは富の勲章でありましたが、飲むことで自慢をしていたわけではありません。

 

気に入った若者や、女性に奢ることで、その力を自慢したのです。

そしておごってもらった方は、ただ飲むだけではなく、そのおじさんを褒めて称えて、自慢話を聞いてあげるのです。

バーテンダーさんの話に乗せられて、おじさんも気持ちよく奢ってくれました。

若手はおじさんにお酒をおごってもらって、お酒の飲み方を学んだり、自分では買えない美味しいお酒ってどんなものかを、教えてもらったのです。

憎まれ口を叩きながらも、若い子が良いすぎないようにしている姿は、気に入った若手のセンスを育てているようでもあります。

このようなギブアンドテイクが昔のバーにはありました。

 

風紀員のように、大人なお酒の飲み方を後輩たちに教えてくれます。

いいことも、悪いことも含めて、全部教えてくれるので、そこから真似したいものだけ、選べばいいのです。

おじさんたちの悪い武勇伝は反面教師にして、いいところを真似したら、いいのです。

大人になれない、大人にならないためには、先人の知恵を借りるしかありません。

 

Concord90 / Pixabay

このおじさんたちはベロベロによっても、何件もハシゴをするくせがあります。

たまに、酔いすぎて、家に帰されていることもありますが、おじさんたちにとって、ハシゴをする意味があるのです。

このてのおじさんはすでに、お酒が飲みたくてハシゴをしているわけではありません。

大抵が、そのお店の人に会いに行っているのです。

「よお、店主ちゃん、元気?店員ちゃん、最近見ないけど、どうした?」

こんな会話をするのは、いつも通っているからできる技ですね。

もし、ここで、お店の状況が悪かったり、店員ちゃんの具合が悪かったりするとします。

そうすると、どうせ飲むからと行って、友達を連れて、お店でお金を落としてあげたり、回復した店員ちゃんにおめでとうの1杯をおごったりするのです。

あえて、プレゼントを買ってあげるというよりも、辛いときに、現金をおいてあげるという優しさをにじませたり。

裏側を知っているからできる技です。

このお話をすると、名うての呑んべいなんて、過去の遺物のように思われてしまうかもしれません。

ですが、今も実際にいるのです。

昔に比べたら、一流の名うての呑んべいは減ってしまったかもしれませんが、現役の名うての飲兵衛に出会える可能性があるのが、BARです。

StockSnap / Pixabay

どうやって飲んだらいいのか。

どうやってのみにいくのがかっこいいのかを学ぶことができます。

こんなおジダンたちのいいところを、真似するところから大人になれるのではないかと思います。

さ、私もこれから飲みに行ってきますので、これにて失礼します。

楽しい夜を!

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